残暑見舞いと暑中見舞いはどこが違うのでしょう。表現の違いは?

残暑見舞い_暑中見舞いとの違い640

暑中見舞いは夏の暑い時期に
相手の健康を気遣うために送る挨拶状です。

それでは残暑見舞いは暑さが残っている季節に
相手の健康を気遣うために送る挨拶状かというと
ちょっと違うようです。

残暑見舞いと暑中見舞いの違いは何処にあるのか調べてみました。

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残暑見舞いと暑中見舞いの違い

残暑見舞いも暑中見舞いも
夏の暑い時期に相手の健康を気遣うために
送る挨拶状という点は同じです。

2つの違いは送る時期にあります。

暑中見舞いは梅雨が明けて暑くなる
夏の土用の期間に送ります。

土用とは
立夏・立秋・立冬・立春の直前の18日のことを言います。

土用の丑の日はうなぎを食べるという方も多いでしょう。
夏の土用は立秋(8月6日あたり)の前の18日間です。
この間に送る挨拶状は暑中見舞いとなります。

立秋を過ぎて送る挨拶状は残暑見舞いとなります。
残暑見舞いは8月中に送るのが一般的です。

残暑見舞いと暑中見舞いの表現の違い

残暑見舞いと同様に「拝啓」といった頭語や
「敬具」といった結語は必要ありません。

暑中見舞いで使う「盛夏」は残暑見舞いでは使いません。
「立秋」「晩秋」などの表現に代えましょう。

あいさつ文の冒頭は「残暑お見舞い申し上げます」
が一般的です。

つづいて、
「立秋とは名ばかりの暑さが続きますが」とか
「朝夕には秋風が感じられるようになってまいりました。」とか
の文章がきます。

最後に「平成○○年 晩夏」とか
「平成○○年 立秋」
などで締めくくります。

残暑見舞いの返事の書き方

残暑見舞いをもらったら返事を書きたいですね。
まだ暑い時期だったら残暑見舞いとして礼状を書く場合が多いようです。

「残暑お見舞い申し上げます。
ご丁寧に残暑見舞をいただき、御礼申し上げます」

といった書き方になるでしょう。

暑中見舞いの返事も書く時期が立秋を越えていれば
残暑見舞いとして出します。

また、お中元のお礼状として
残暑見舞いを出す場合もあります。
出だしは「残暑お見舞い申し上げます」で
はじめて、お中元のお礼を続けます。

まとめ

最近は暑中見舞いや残暑見舞いも
メールで送る方が多いでしょう。

郵便局の「カモメール」や「挨拶状ドットコム」では
はがきで出す暑中見舞いや残暑見舞いを用意しています。

メールであっても、基本は同じなので
一度見てみると参考になるかもしれません。

関連リンク:
暑中見舞いを印刷業者に頼む。 挨拶状ドットコム
暑中見舞いで使える無料素材、フリーイラスト、テンプレートリンク集

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2015年8月19日 残暑見舞いと暑中見舞いはどこが違うのでしょう。表現の違いは? はコメントを受け付けていません 暑中見舞い・残暑見舞い